< 今日のこころ >













2008年9月分
2008/09/30
随分、気温が下がり、秋らしくなってきましたね。
洗い物をするとき、水が冷たくなってきました。
その水のお話。
あるニュースで「世界の汚れた都市トップ25」を読みました。
そこに挙がってくる都市のほとんどが
“水質汚染”や“水不足”の問題を抱えていました。
ゴミの処理環境が悪い、或いは全くなく
そこからでた汚水がそのまま川などに流れ出て
その水を、住民が飲料や洗濯、風呂などに利用する。
21位の都市ではそのようなひどい衛生状況や
汚染された水のために、健康寿命(日常的に介護を
必要としないで、自立した生活ができる生存期間)が
男性35才、女性36才だそうです。
WHOによると、そこは生まれた子供のうち
4人に1人は5才までに亡くなるそうです。
でも、そんな都市でもまだ21位です。
世界にはもっと悪い環境の都市がたくさんあるそうです。

子供のころ「水道の水を飲むとおなかをこわすよ」と
注意されました。たしかに、色も若干にごっていたり
匂いがするときもありました。
今は、日本の下水処理環境も高度になり
そんなことはなくなりました。
今の日本国内では、ほぼどこに行っても
“水がない”所はないでしょう。
“きれいな水がある”ことが、当たり前。
海外に行くと、それが当たり前ではないことを知ります。
でも、その国ではそれが当たり前なのです。
ある写真は、インドの町中を撮影していましたが
家と家の間がゴミや廃棄物で、埋め尽くされ
通れなくなっている光景でした。
それが、そこでは当たり前だそうです。
世界中が美しく・・・なってほしいです。
でも、生活習慣や考え方の違いなど
それらはどうしても、超えることはできないでしょう。
世界には地球環境を考え、“地球にやさしい”を実践する人もいれば
いま、この瞬間も有害な物質をまき散らしている工場などがあり
知らない内に、その有害な物質を体内に取り込んでしまって
体をむしばまれてしまった人もいる。
それが“毒の混ざった水”とはわからずに
ようやく手にすることができた水と喜んで
飲み干す子供が大勢いるのです。

どうか健康に影響のある“当たり前”は、なんとか改善してほしいものです。


2008/09/24
「あなたの会社のユニーク制度は?」と言う記事を見ました。
カジュアルデーやノー残業デーを設けている会社が
増えているそうですが、その他に
非喫煙手当や失恋休暇やミーティング時のお菓子やドリンクを買うための
“500円支給”なんていう変わり種も設けている会社があるそうです。
ノー残業デーは、残業を減らすことによって
会社の電気代などを節約できる部分では“エコ”だと
言う意見もたくさんありますね。
その記事の中で、私が一番気にいったものは
同じ“ノー残業デー”なのですが、ネーミングが
「うきうきの日」だそうです。
“週に一度、仕事以外にうきうきする何かを見つけ
早帰りを心懸ける日”という意味だそうです。
例えば、彼や彼女とのデートだったり
大好きな映画を見に行く日だったり
趣味やお稽古ごとに行く日だったり
友人と時間を気にせずおしゃべりしたり
ごはんを食べたり、カラオケしたりの日だったり。
家族とゆっくり過ごすことだったり。
子供のころ、休みの前日に父が早く帰宅した時は
家族で夕飯後、自転車で散歩によく行きました。
途中、競争したり、坂道を一気に走り降りたり
河原で休憩しながらおしゃべりしたり
時には、川面を長い間だまって見たり。
普段は接することのない父で、近づきがたい
怖い存在でしたが、その時間だけは特別な時間でした。
今から考えると、かなり環境にやさしい行動ですよね。
健康にもいいですし。
「秋の夜長」と言います。
過ごしやすい季節になりましたし
皆さんも「うきうきの日」作ってみませんか?


2008/09/22
“美しい”この言葉、普段使いますか?
私はほとんど使いません。
でも大好きな言葉の一つです。
例えば、冬の夜。寒いながらも外に買い物に出て
見上げた時の月がまん丸で、星もちらちらと光っていて。
“きれい”よりも“美しい”の表現がぴったりな時があります。
紅葉の季節。ふと、車窓から山々が紅や黄色や橙色に
染まっている光景を見たとき。やはり“美しい”がぴったりです。
去年、タイに行った時。
帰りの飛行機に乗り込み、窓からタイの夜景が
見えた時。どこまでも続く光の線(道路脇の街灯)が
やはり“美しい”光景でした。
少し違いますが、“美しい仕草・所作”も好きです。
(私は苦手ですが)
ふと、買い物中にみた光景。
商品を大事そうに手に取り、またそぉっと置く。
それがとても自然にこなせている人を見ると
“美しいなぁ”と思います。
どれも、大切にしているからこそ
対象となる物や景色を、“大事に”思うからこその
現れのような気がします。
以前の職場で、商品を扱う前に
「爪を切りそろえて、手洗いをして、手から装飾品を
外してから」商品に触れなさいと先輩に教えられました。
昔、祖母が「物は大切に扱いなさい。そうすれば
永く使えるのだから」と教えられました。
「大事にすれば、永く続く」
「大切なものだからこそ、大事にする」
エコにつながりませんか?


2008/09/18
最近、様々な方面の方から色々なお問い合せをいただきます。
その中の一つに、先日のLaLaTVをご覧いただいて
植樹支援について資料をご請求いただいた方から
植樹のお申込をいただきました。
他にも、すでに植樹支援について
ご支援いただいた方からのご紹介で
お問い合せをくださる方が増えております。
大変ありがたいことです。
ジョグジャは、日本から飛行機で数時間離れた場所ですが
当サイトをご覧いただき
少しでも身近に感じていただければ
幸いです。


2008/09/17
松下電器さんが、ブランド統一に伴って
エコアイデアキャンペーンもリニューアルされた
ニュースを読みました。その中で「グリーンサンタの森をつくろう」と
キャンペーンを実施されたそうです。
とてもすばらしいことだと思います。
ですが、世間の方、全てが新しいエコ家電に買い換えることが
可能でしょうか?
それはさておき、日本の各地の学校でも
「緑を増やす」ことについて
特別授業を開催したり、実際に植樹を学校の周りに
行ったりされているようですね。
表現は悪いかもしれませんが
「ちりも積もれば山となる」これ、
いい言葉だと思いませんか?
子供達が取り囲んでその中に埋もれるくらいの
今は1本の小さな苗木ですが
数年後には、子供達の背丈も追い越していくでしょう。
赤ちゃんの成長を見守るように
各地で、小さな苗木が大人(成木)に成長するのを
子供達と共に見守れたらすてきですよね。


2008/09/10
現地からの画像が届いたので、
会員専用ページに更新しています。
植樹地は広大なため、ポイントを決めて
現地スタッフが、毎月必ず植樹された樹の成長画像を
撮影し、送ってきてくれます。
植樹地では、植樹とともに農作物も植えて育てています。
植樹は雨期に行ったので、5月ごろまでは
たくさんの緑が画像に収まっていましたが
5月後半から、農作物の収穫をはじめたのと
乾期に入り、樹が枯れてしまったりとで
随分地面が露出してきました。
そんな中でも、樹は成長し、葉にも厚みが増し
幹もしっかりとしてきました。
雨期に入ったら、もっと成長が進むでしょう。
今から楽しみです。


2008/09/09
「地元で採れた旬の食べ物」を摂りましょうと
書かれたポスターを最近よく見かけます。
昔から「四里四方(自分が生まれて育った土地とその周辺)」で
採れた旬の食べ物は、新鮮で栄養価も高く、味もよいとされ
地元産の消費によって、活性化が図れるとのメリットもあったようです。
今は農業も産業も輸送手段も発達し、改良に改良を重ね
旬ではなくても、豊富な種類で味もよい食べ物を摂ることができるようになりました。
ただし、いいものであればそれだけ価格も高価になるものもあります。
遠方のものを食べようとすると、まず収穫してから消費者の口に入るまでには
時間を必要とします。“いつまでも新鮮なままで”となると
簡単には品質が劣化しないように、その部分を改良しなくてはいけません。
同様に長期保存が可能、輸送中での損傷を防ぐために、梱包を強固にしたり
場合によっては冷凍して輸送する・・・なんてことも。
様々なコストがかかるのも、価格が高価になる一因でしょう。
それが悪い訳ではありませんが、地元で採れたものなら
そのあたりのコストを抑えることができる=環境への影響も削減できる
ということですよね。
学生時代、たんぼや畑の横を通って通学していましたが
タケノコやしいたけの季節になると、たんぼの横に
無人販売の売店が登場していました。
手のひらくらいある大きな大きなしいたけが、1袋に5つぐらい入って
¥200や、安ければ¥100なんです。
タケノコも八百屋さんで買うと、¥1,000以上しそうな
しっかりしたものが¥500くらいだったり。
そして、買って帰って、ワカメやフキと炊くと
風味もよく、季節を感じる食卓になりました。
難しいことは抜きにして、地元の旬の食べ物は
からだにも、お財布にもやさしいのではないかと思います。
そして季節を感じて、それが食事時の家族の会話の元に
なるのなら、一石二鳥ですよね。


2008/09/08
9月は「オゾン層保護推進月間」だそうです。
皆さんご存じでしたか?
オゾン層は、“太陽光に含まれる有害な紫外線の大部分を
吸収し、地球上の生物を守るバリアとなって”いるそうです。
そのオゾン層が、フロンなどの破壊物質によって、破壊が
進行していて、毎年9~10月には南極上空でオゾンホール
(オゾンの濃度が極端に減った状態)が観測されているそうです。
下記のサイトで環境省が、キャラクター“太陽小僧”を使って
わかりやすく説明しています。
http://www.env.go.jp/earth/ozone/month/ (オゾン層保護対策推進月間サイト)
オゾン層が破壊されると、強力な紫外線が地球上に降り注ぎます。
真夏、日焼けがひどいと水ぶくれができたりしませんか?
もしオゾン層が破壊され、浴びる紫外線量が増えると
「紫外線でシミができちゃった」なんてぐらいでは済みません。
便利な世の中になりましたが、その反面
自然をいつのまにか破壊していたことによって
今の生活を脅かす状況に、人は自ら進んでしまいました。
少しでも悪化を抑えるために、一人一人が
できることから、はじめてみませんか?
まずは、“オゾン層”について知ってください。


2008/09/06
私はまだジョグジャに行ったことはありません。
(おととし、ボルネオには行きましたが・・・)
ジョグジャを訪れた方に話しを伺うと
ジョグジャの風土(天気とか気候ではなく)は
大変穏やかな所だとのことです。
目が合うと、現地の方はほほえんでくれるそうです。
インドネシアの中でも、王制が残る数少ない所で
王室が国民を導き、「いま、どこに何が一番必要か」を
自分で考えるように、機会あるごとに指導されているとのことでした。
ジャワ島震災時にも、復興がスムーズに進んでいるのも
被災された方々が、力を合わせて「どこから復興するべきか」など
自分達で考えて行動されたからだと聞きました。
阪神淡路大震災でも、人々が助け合い
力を出し合って復興に向かってがんばられました。
一人の力は小さくても、それが少しずつ重なれば
大きな力になります。
日本の京都と姉妹都市のジョグジャ。
このページにも写真が出ていますが
ボロブドゥール遺跡の朝陽はとてもすばらしいそうです。
早く、自分の目で拝見したいものです。



2008/09/05
今年は、日本・インドネシアの友好50周年にあたります。
それを記念して、両国では各地で記念イベントが開催されています。
その一つとして、日本とジョグジャカルタで
ウォーキング大会(※)が催されます。
日本では、東京で
10/5(日) 日イ友情ウォークin木の日
に予定されています。
ジョグジャカルタでは、
11/29(土)~12/1(月)を予定しています。
また詳細が決定次第、告知させていただきます。

※主催
日本・・・(社)日本ウォーキング協会
ジョグジャカルタ・・・ジョグジャカルタウォーキング協会



2008/09/04
先日、買い物に行ったスーパーのレジで
小学生の男の子が、私の後ろに並びました。
コーヒー牛乳を1つ持っているだけだったので
「お先にどうぞ」と譲ったところ
「ありがとうございます」ときちんと挨拶して
私の前に進みました。そして、とても自然に
“レジ袋不要”のカードを手に取っていました。
たぶん、いつもお母さんがそうなさっているのでしょうね。
見習わなければなぁ・・・と感心してしまいました。



2008/09/03
今日から、当サイト管理担当の不定期日記<今日のこころ>を始めます。
難しいことは書けません。植樹のこと、ジョグジャのこと、環境のこと・・・。
ささいなことですが皆さんのお目にとまれば幸いです。

植樹についてのニュースの中で
インドネシアは“地球の肺”だと言われていることを知りました。
インドネシアだけでなく熱帯雨林地帯であるアマゾンなども、そう呼ばれているそうです。
肺の機能が低下すれば人は呼吸ができません。
同じように、地球も肺の機能が弱まれば呼吸ができません。
呼吸ができないと、脳に酸素が行き渡りません。
生命あるものが安心して呼吸ができるように
肺を大切にしていかなければいけませんね。
ちなみに、日本では1本の杉の木が1年間で吸収するCO2の量は約14kgだそうです。
人が1日に、呼吸で排出するCO2量は約1.0kgと言われています。
杉の木は1年かかって、人が約2週間呼吸する分を吸収してくれているのですね。
では人の一生分の呼吸は、杉の木の吸収量のどれくらいに相当するのでしょう?
人間 80年 × 365kg=29,200kg
29,200kg ÷ 14kg/年 =2,085年
ということで、杉の木の2,085年分に相当します。
杉の木の寿命は平均で500年で、屋久杉などは1,000年以上だそうです。
人が一生を終えるまでだと、普通の杉が5本以上は必要になる計算です。
人が一人でも、それだけの木が必要なのです。
地球上の生命が、生きていくには、いったいどれだけの木が必要になるのでしょう・・・。