< 今日のこころ >













2008年10月分
2008/10/27
朝晩は、肌寒さを感じる時期になりました。
皆様、風邪などひいてはいませんか?
着物を着る方々はよくご存じだと思いますが
昔から着物の柄や素材は、一つ先の季節のものを取り入れているのが常です。
季節によって生地自体を変えたり、織り方の違うものを組み合わせたり。
季節感を先取りすることと、“見た目”だけではなく着心地も重要視しています。
現代人はどうでしょう?
今年の夏は特に、ブーツ姿の女性を多く見ました。
「暑いだろうに」「足は蒸れないのかな?」などと
ついつい、余計な心配をしてしまいました。
最近のファッションは“見た目”とか“流行”をメインにされていて
“機能性”とか“季節感”は二の次になっているように思うのは私だけでしょうか。
昨日も、夕方電車に乗ると、かなり寒く感じる車内で
夏のような服装に足下だけブーツという女の子が寒そうにしていました。

“風邪”対策は、「換気」「加湿」「温度差」に気をつけるといいそうです。
締め切った室内で風邪引きの人が
1回のくしゃみをすると、約100万個
1回のセキをすると、約10万個
のウィルスが、部屋中をさまよい続けるそうです。
湿度の低い部屋ならなおさらだとか。
部屋は暖かくても床の温度が低いと、その温度差が大きいほど足下が冷えて
体温が低下しやすくなり、抵抗力も下がるため風邪を引きやすくなるそうです。

部屋を暖めるには暖房。でも閉めきってばかりでは
「換気」も「加湿」も、条件が満たさない。
私は部屋を閉めきるのは苦手なので真冬でも、窓を開けます。(特に料理中は)
去年は、100円ショップで買った
ネックウォーマーを巻き、足にはアクリルボアでできた
ルームブーツを履いて台所仕事をしてました。
暖房も苦手なのであまりつけず、ホットカーペットと
時々こたつを利用するくらいでした。
あとは、台所の流し前やトイレなどには
厚手のマットを敷いて、寒さ対策をしていました。
そのせいか、去年の冬は大きな風邪は引きませんでした。
“ウォームビズ”と言いますが、職場だけではなく
自宅でも、案外取り入れてみたら
エコだけではなく、自分の健康維持にも役立つのかもしれません。
風水的には、体の節々から風邪ウィルスなどの“悪いもの”が
入ってくると聞いたことがあります。
だから“風邪をひかない”ためには
「体の節々を外にさらさない(冷やさない)」という考え方があるとか。
確かに、足首や首・肩、膝などは昔から冷やさないようにと言われていました。
皆さん、今年は暖房よりも、小物(くつしたやマフラー、肩掛け)で
寒さ&風邪対策しませんか?
電気代が節約でき、なおかつ環境にもやさしい対策になると思いますよ。


2008/10/23
今朝、3つのニュースを見ました。
1つは、中国の一部で“ペットの整形手術”が流行っているそうです。
飼い主側の趣味とか希望で、元々垂れ耳であるはずの犬種が
ロバのようにピンと立てた耳に手術されたり
人間のように目を二重にする手術をされたり。
ペット美容関係者の話では、最近このような整形手術は
珍しくはないそうです。特に“パンダ風の整形”が多く見られるとか。
ペット美容院側は、このような手術はペットの健康には
影響しないとの話しですが、どうなんでしょう?
そしてもう1つ。同じく中国の一部ですが
亡くなったペットを剥製にして永久保存するサービスが
あるそうです。とは言え、制作期間約1ヶ月で
料金も日本円で約¥15,000ほど。
家族の一員であったかわいいペットを
亡くなってからも傍に置いておきたいという思いでしょうか。
3つめのニュース。
日本では、年間39万頭の動物が様々な理由で殺処分されているそうです。
例えば、飼い猫が子供を生んでしまったが
そんなにたくさん飼えないし、知り合いにも聞いてみたが
引取先が見つからないとか。
実際に、子猫を引き取りに来ている業者さんが
テレビの画面に映っていました。
そのあと画面には、愛くるしいちょうどかわいい盛りの
子猫が数匹、プラケースの向こうから顔を出していました。

私は動物を飼ったことがありません。家族は熱帯魚や亀を
育てていましたが、私はどうしてもエサをあげたりできませんでした。
猫や犬は、嫌いではありません。近所で飼われていた
犬や猫は、出会えばなでたり、かわいがってはいました。
でも、自分では飼えませんでした。
子供の頃、“命”を預かることは、私にはとても重いことに感じていました。
だって途中で「飽きたから止める」なんてできないんです。

“処分”を依頼する方々の中には、どうしても
やむにやまれぬ事情があっての方もいるでしょう。
仕方のないことかもしれません。
どうか、これからペットを飼おうとされている方。
動物も“命”の重さは同じです。
その“命”をしっかりと受け止めて一緒に暮らしてあげてください。
“命”は全て、大切にしてください。


2008/10/20
もう残りわずかですが
10月はリデュース・リユース・リサイクル推進月間
(略称:3R推進月間)だそうです。
廃棄物等の発生抑制(Reduce)、
再使用(Reuse)、
再生利用(Recycle)
を環境省含む各地方公共団体や、関係団体などで推進されています。
言葉は難しいのですが、ここにも以前に触れたような
日常の中でも、皆さんがしぜんとしていることが
含まれているんじゃないかと思います。

昔、曾祖母が古い着物で、綿を入れた袢纏を作って
田舎から送ってくれていました。
子供の頃の暖房器具は、こたつか石油ストーブでした。
(育った時代がわかりますね)
でも、子供だからじっとそれらに当たっているわけではなし。
ついつい薄着で動き回って、結果風邪をひくを繰り返していました。
見かねた曾祖母の愛情でしょうね。
軽くて、動きやすく、そして暖かで
冬中、手放さなかったのを覚えています。
袖口や裾がすり切れてしまうのを防ぐために
襟、袖、すそには繻子で補強してくれていました。
それでも、すりきれて、ぼろぼろになって
繕って、でもやっぱり中綿が見えてしまうくらい着つぶしていました。
その曾祖母も亡くなり、袢纏も着れない状態になり
市販の袢纏を購入して、愛用していますが
軽くて便利ですが、あの暖かさはありません。

子供のころは、よく姉弟でお古やお下がりと言って
順番に洋服などを、再利用していましたが
「次の子が着るから大事に着なさいね」と
新品を下ろす時に、母から言われました。
ピアノを習うことが決まった時は
ご近所のお兄ちゃんから、電子ピアノを譲ってもらいました。
乳母車は、私、弟、ご近所の男の子、その妹と代々受け継がれていきました。
玄関先で夏場に遊んだビニールプールも
近所のお宅にもらわれて行きました。

あの頃は、「再使用(Reuse)」が
ごく当たり前でした。今は少子化の影響か
子供にかけるお金も、随分な額になっていますが
“まだ着ることができる”“まだ使うことができる”ものを
簡単に捨てる方がまだまだ多いようですね。
中には、リサイクルのフリーマーケットなどを
上手に活用されている方もいるとも聞いています。

スーパーの店先に、ペットボトルやプラ容器の回収ボックスを
見かけますが、そういう服や物の回収ボックスが
登場してもいいのではないかなぁと、買い物中に思った昨日でした。
もしくは、店先の伝言板に、交換情報を載せるなんて言うのも
いいのではないでしょうか?


2008/10/15
今回は“水”のお話です。
どこのおうちでも洗濯をされます。
今は、ドラム式だとか、使い勝手が良かったり
エコ製品だったり、たくさんの種類が出ています。
一応主婦ではありますが、電化製品に弱いので
「最新の機種は高いから」と、目を背けていますが
お天気が悪い日が続くと、すっきりと洗濯物も乾かなくて
「乾燥機がほしい」と切実に思ったりします。
乾燥機と言えばどうしても温風で乾かすとか ドライヤー的なイメージをもっていました。
今日、初めて知ったのですが最近の洗濯機は
乾燥時にも水を利用しているそうです。
何でも、乾燥する際に熱い空気が出るそうです。
この熱い空気を、水で冷やしてから機外に排出しているそうです。
“洗う”以外に、こういう面で水が利用されているのですね。
・・・となると、よくCMなどで「節水に最適」とか
うたっていますが、この分の水は含まれていて
なおかつ節水できているのでしょうか。
このように、水はお風呂や洗濯、飲料だけではなく
私たちの見えない部分でも案外大量に消費しています。
“バーチャルウォーター”ってご存じですか?
(詳しくは、下記の環境gooホームページをご覧ください。)
http://eco.goo.ne.jp/word/ecoword/E00281.html (環境gooバーチャルウォーター詳細解説)
例えば、昨夜食べた牛丼。「水だったら、タマネギを洗う時と
出汁を作るときくらい、あとは食器を洗う時だけ使ったわ」と
思いますよね?
実はそれだけではないんです、食べるよりも作るよりも
もっと前にさかのぼるのです。
まず、牛を育てる。このとき、牛が飲む水や牛を洗う時
そして牛を食肉に加工するときなどに水は使われています。
もちろん、牛のエサになる穀物(トウモロコシなど)飼料も
育てるために水が必要ですから、計算に入れます。
その牛が、国産であれ外国産であれ、輸送などでも水が使われています。
それらを併せると、なんとお風呂いっぱいに張った水が
10杯分に相当する2トン近い水を使っていることになるそうです。
今夜、夕飯を食べる時、「このおかずはどれくらいの
バーチャルウォーターが使われているのだろう・・・」
そう意識してください。
そうすれば、“食べ物を粗末にする”ことはできなくなると思います。
同時に、今日から水を大切に扱えるのではないでしょうか。


2008/10/10
どちらかと言うと“虫”は苦手です。
その割に、虫と遭遇したり、虫に関わることが多いのですが。
(虫が怖いのです。子供の頃に「虫は怖いから触ってはいけない」と
よく注意されたせいかもしれません。)
今日はそんな“虫”の話しです。
ニュースで「重金属を食べるミミズ発見」の記事を見ました。
イギリスの方で、有害廃棄物をエサにする新種のミミズが発見されたそうです。
地球の各地で、土壌汚染が広がり、それも一因となって
今の環境問題も起こっています。
虫に詳しくはありませんが、子供のころ、ミミズは
「畑の土を良い物にしてくれる、ありがたい虫」と
聞いたことがあります。
本来ミミズは土に含まれる、腐敗した葉や根などに含まれる
有機物から栄養分をとっているそうです。
そしてミミズが出した排泄物はまた土中に返り
ミミズが移動するために掘る穴が、土中の通気をよくし
良い土を作り出す手助けをしているそうです。
そのスーパーミミズが、土に含まれる有害な物質すらエサとして
食べているようなのです。
スーパーミミズは、私たちの身近でみられるものよりも
数段進化したもので、高濃度の重金属にも耐性があるようです。
通常のミミズをその高濃度の重金属が含まれる土地に放すと
死んでしまうくらいのレベルの土壌でも
今回発見されたスーパーミミズは、普通に生息しているのです。

難しいことはわかりませんが、その有害な物質を
体内に取り込んだスーパーミミズは、その体内で
有害物質を特殊なタンパク質で包み込み
体に影響のない安全な状態にしているようなのです。
現在、そのスーパーミミズが排泄するものにどれくらいの
毒性が残っているかなどの研究が引き続き行われているようです。
ただ、スーパーミミズにとっては排泄物を無害化する必要性は
ないのに、植物が吸収しやすい状態にして排泄しているので
利用によっては、汚染された土壌にそのスーパーミミズを放し
その後植物を植えて有害物質を吸収させ、植物を刈り取れば
土壌を浄化することも可能になるのではと期待されています。

9月末にこの日記でもお伝えしましたが
世界中で、土壌が汚染された都市がたくさんあり
そこで生活している市民の健康状態にまで
影響をおよぼしている現状。
これの解決の糸口にもなるのではと思いました。
人を含めて生物は、時間とともに環境に対応できるように
あらゆる進化を遂げてきました。
今後、環境問題が進めば(ひどくなれば)、
それなりに生物はまた進化するのでしょうか。
そういう進化はしたくありませんよね。


2008/10/07
私は、食事の支度よりも、片付けの方が好きです。
食器の汚れがきれいに落ちていくのが気持ちいいからです。
でもあんまり洗剤を使うと、水を汚すなぁ・・・なんてことも考えます。
よく、油ものがついた食器を洗うとき、先に新聞紙で汚れを拭き取れば
洗剤もすすぎの水も、少なくて済むと聞きますよね。
ただ、匂いまではあんまり取れないように感じませんか?
そんな時は、お茶葉が役に立ちます。
例えば、炒め物をした後のフライパンや、魚を焼いた後のグリル。
それから、お漬け物やキムチなんかを保存していたタッパーなど。
洗剤で洗っても、ふきんで拭いたあと
鼻先に近づけてみると・・・匂いがほんのり残っています。
我が家は、お茶をよく飲みます。
夏なら、麦茶パックを専用ポットに水と一緒に入れて。
冬なら、玄米茶を急須に入れて食事や、一休みの度に。
その時のお茶パックや、お茶葉は、すぐには捨てません。
使ったフライパンや、鍋やグリルにお茶葉やパックをあけて
水やお湯と少量の洗剤を入れて、少し浸けておきます。
その間に、他の洗い物を済ませる。
油も落ちやすくなりますし、匂いも取れます。
タッパーはお茶葉と水かお湯と、少量の洗剤を入れて
フタをして、水をこぼさないようによく振ります。
(入れ物の隅々まで、泡が行き届くように)
汚れや匂いがひどければ、そのまま一晩置いておきます。
匂いや汚れだけでなく、お茶のカテキン成分で除菌作用もあるようです。
祖母から教わりました。
お茶のリサイクルです、これもエコですよね。


2008/10/06
子供の頃、お使いに行くのが楽しみでした。
お店のおじさんやおばさんとの
他愛ないおしゃべりや、時々もらえるおみやげやおまけ
その行き帰りの道中での出来事。
些細なことなんですが、子供にとっては
“冒険”の一部のような気分でした。
一番好きだったのが、信号を2つ超えて行く買い物。
お豆腐屋さんと卵屋さん。
お豆腐屋さんでは、大きな水槽に入っている
大きな豆腐を、店のおじさんが器用に持ち上げて
水の中で、パックに入る大きさにきれいにカットして、入れてくれました。
白いパックに入れたら、グリーンの薄紙で
くるっと巻くだけ。水が少し入っているので
それをこぼさないように、そぉーっと持ち帰るのが
おもしろいやら、大変やら。
自宅まで数メートルのところで、自転車とぶつかって
豆腐が粉々になったこともありました。
卵屋さんは、もっと大変。
卵10個を、店のおじさんは器用に新聞紙に包んでいくんです。
手渡された私はぶつからないように、大事に抱きかかえて帰る。
でも力を入れると、腕の中でつぶれてしまう。
これもそぉーっと、抜き足差し足で商店街を帰る。
人や、ディスプレイにぶつからないように。
ようやく家にたどりつき、ほっと一安心して
テーブルの上に置こうとしたとたん、手から滑り落ち
いくつか割れてしまう・・・そんなこともありました。
でも、よくよく考えてみると、過剰な包装はありませんでした。
必要な分だけ。卵は2個ずつ新聞紙を折りたたむ際に
交互に包んでいけば、間の新聞紙がクッションになって
割れにくくなっていました。
(その頃の卵の殻は、今よりも厚く割れにくかった気もしますが)
その新聞紙は、その後、少しぬらして
白菜などを包んで保存するように利用していました。
“古き良き時代”と昔を形容したりしますが
必要最低限で、物を大切にし、長持ちさせることに、生活の知恵を活用していました。
買い物する側にとっては、大変なことではありますが
包装は簡易なもの、もしくは包装しないものを選ぶ。物を再利用する。
難しいことではなく、そういう身近なことから始めましょう。


2008/10/03
最近、どうも視力がおちてきたようです。
元々は、いい方だったんですが。
毎日パソコンに向かう時間が、長いせいもあるのでしょうね。
以前は、だいたい1週間に1度は
電車で遠出をしていました。
片道1時間半。それくらい乗ると
車窓からの景色はがらっと変わります。
今頃の時期になると、山々は少しずつ色づき始めるころで
青空との対比が美しく、景色を眺めるのが楽しみでした。
帰りは帰りで、星の多さに驚くとともに
“秋の訪れ”を感じさせる夜気の
ピンとした冷たさをほおに受けて、月を眺めたものです。
この頃は、日々の忙しさに追われて
遠出もなかなかできなくなっています。
日頃、食べ物で栄養をとり、健康状態を
維持しようとなるべく努力していますが
目にも栄養“美しい景色”が必要なんでしょうか。
同じように、“心の栄養”も、人は摂らないといけませんね。
耳なじむ音楽であったり、興味のある本だったり
あるいは、思わずほほえんでしまうような光景を見ることであったり。
色々な栄養を蓄えて
残りの2008年、あと3ヶ月を切りましたが
いい年にしたいですね。