< 今日のこころ >













2009年1月分
2009/1/24
今日は、大阪には珍しく雪がちらついていました。
なかなか、大阪では降りませんが
降れば降ったで、交通網はマヒし
大変な状況になりますね。

先日、雪が降り積もる地へ出張していた
上司方が、その風景を写真に納めて
帰ってこられました。
その写真には、一面真っ白な世界が広がっていました。

山も、木も全て、白い綿をかぶったような
空も、白く煙ったような。
何もかもが白でした。

子供の頃、母方の実家に初めて冬休みに行った時。
そこも雪深い地方だったので
目の前で降り積もってゆく様を、窓からいつまでも
眺めていたのを覚えています。

翌日、山の工場に連れて行ってもらい
きれいな雪に、飛び込んで
“魚拓”ならぬ“人拓”を作って遊びました。
その時代から、ゲームはありましたが
私はそんなものよりも、自然に天から降ってくる
珍しい“雪”の方が興味深く
叔父達が、風邪を引くからと呼びに来るまで
工場の周りで、走り回ったり
雪合戦をしたり、とにかく雪を堪能していました。

きっと雪が降る地で、生活をしている方にとっては
見慣れたものなのでしょうが。

あれから数十年近く経ちました。
今も、彼の地は雪が降っています。
今年の冬ぐらいは
積もる雪を見に行きたいですね。


2009/1/16
1週間のご無沙汰です。
なかなか更新できず、すみません。

去年のクリスマスに
“酸性雨”による、ある被害が出ているとニュースで見ました。
屋外の銅像の表面が酸性雨によって、酸化して溶け出し流れ落ちるという現象
「アシッドライン現象」が起こっているそうです。
それが顔の部分に起これば、まるで涙を流しているように見えるそうです。
この現象の他にも、酸性雨に当たって変色している部分もあるとか。

建物などであれば、表面の修復を行って対処されるのでしょうが
“銅像”に起こっている現象のため、そう簡単に修復ともいかないようです。
と言うのが
・芸術作品でもあるので、作者の意向がこもっているため、塗装などを施すと
 作品の印象が変わってしまう。
・酸化した表面部分などを削り取ったり、塗装などをすると
 逆に銅像の傷みを進行させてしまう。
などの恐れがあるので、単純には修復作業は行えないとのこと。
銅像の管理側としては、判断が難しいと頭を悩ませているようです。

地球温暖化の影響は、気づかないうちにじわじわと
こんな所まで迫っているのだなぁと感じました。

もう一つ、これは少しまじめだけど
ちょっと「くすっ」としてしまうかも…のお話。

NASAがアヒルちゃんを探しているのはご存じですか?
地球温暖化の調査の一環で、3ヶ月ほど前にNASAが
氷河の融解を調査しようと、風呂用おもちゃのアヒルを90個
グリーンランドの西岸氷河に開いた穴から、投下し
溶けた氷冠がどのように移動しているのかを
そのアヒルの動きで調べようとしたようです。

ただ、このアヒルいまだに、1つも見つかっていないとのこと。
同時に投下された無人探査機(GPS通信機搭載)も交信不能だとか。
「どこかで、氷の下にでもひっかかっているのだろう」とのこと。

このアヒルは低温に強いので、今回の調査に選ばれました。
でも行方がわからないなら、意味はないですよね。
このアヒルちゃんを最初に見つけた方には賞金が出るそうです。
そのアヒル1匹ずつに、連絡先と「謝礼金」を意味する言葉が
3カ国語分書かれているとのこと。

ロケットなどを飛ばしている、言わばNASAは科学の最先端を誇っている
…と思っていたのですが、案外古典的な方法で調査を行っているんだと
感心した次第です。
どちらも、地球環境の変化が関連しているニュース。
様々な人が、様々な理由で頭を悩ませているようですね。



2009/1/10
早いもので、今年も始まってすでに10日も経ってしまいました。
こんな調子で、1年もあっという間に過ぎるのでしょうか。

先日、中国で“パンダが人を咬んだ”というニュースがありました。
動物園のパンダを見ていた親子連れが
子供が柵内におもちゃを落としたので
パンダの距離と、向こうを向いてエサを食べているのを
確認した父親が、2mほどの柵を跳び越えて
落ちたおもちゃを拾おうとしたそうです。
すると、向こうを向いていたはずのパンダが
猛突進で、その父親めがけて走り寄り
足にかみついたそうです。
気づいた飼育員が、棒を振り回し
パンダを追い払ったので、軽傷で済んだようです。

そのニュースでは、パンダのことを「すでに前科二犯」と言っていました。
でも、ふと疑問に感じました。
その前の二回とも、同じようにパンダの柵内に
お酒に酔った一般男性や、勝手にパンダの運動場に侵入した少年が
咬まれていたのです。
別に飼育員を咬んだ訳ではありません。
この三回とも“パンダの領域に勝手に侵入した”ことが
原因です。
確かに“咬む”と言う行為はよくありません。
でもその行為は「動物としての本能」ですよね?
「自分の領域に無断で侵入したら、全力でそれを阻止する。
阻止しなければ、イコール“自分の命”を奪われる危険性がある」
と言うことです。ある意味、パンダが取った行動は
正しいのではないでしょうか。
だって、侵入されても何も対抗しなければ
自分だけではなく、自分の子孫やグループ(仲間)の
危険を受け入れているってことですもの。

“パンダはおだやか”というのは、
身の危険を感じていない動物は、何でも“おだやか”ですよ。
それがたとえ、どう猛なライオンであっても。
“身の危険”を感じるから、それを回避または阻止するために
相手に威嚇や攻撃をしかけるんでしょう。

人間の身勝手な行動で、“本能でやったこと”を誤解されるのでは
パンダもたまったものではありませんよね。
このニュースを見て「なんて、人は身勝手なんだろう。
柵に入った人も、このパンダのやったことを“前科二犯”と
犯人扱いした人も」と、少し悲しい気分になりました。


2009/1/6
新年あけましておめでとございます。
旧年中は、たくさんの皆様にご支援ご協力を賜りまして
誠にありがとうございました。
本年も、引き続きご支援並びにご協力のほど
よろしくお願い申し上げます。

年末年始にかけて、インドネシアで地震が何度か発生しました。
年末はジョグジャ付近で、小規模な地震だったようで
被害もほとんどなかったと聞いています。
年始に発生した大型の地震は、震源地はジョグジャよりも
かなり東側で、ジョグジャでは被害はなかったようですが
震源地ではお一人が亡くなり、負傷者は51人だったとのこと。
避難民は1万人を超したようです。
被災された地域が、一日も早く復興されますよう
お祈り申し上げます。

さて、日本でも年末年始は暗いニュースばかりで
楽しい話題が少なかったですね。
私は、お休み中は実家を行ったり来たりでした。
年末年始と言っても、子供のころに比べたら
どこもかしこも営業しているので
特に“お正月”の特別なイメージでは
年々なくなってきている気がします。

ただ実家から自宅に戻り、夜、窓の外を見ると
周りのオフィスビルやマンションに灯りが
ついていないのが、唯一“正月らしさ”を
感じました。
今年は電車でも、晴れ着の女性を見ることが
ほとんどありませんでした。
年末にかけて急激に寒くなったからでしょうか?

毎年、おせちは母が作っていましたが
“くわい”だけは、自分で炊いていました。
今回は年末にスーパーに行っても「中国産」だけしか
売っていなかったので、あきらめました。
昨年のメラミン混入や偽装のニュースなどが
頭をよぎり、少しためらってしまいました。

今年は、日本だけではなく世界中の人々が
安心して“食べる”事ができるような
食料事情になってほしいものです。